顧客の立場になって考えてみる-。それが、CS(顧客満足度)でした。
同じように、従業員の立場になって考えてみる。それが、ES(従業員満足度)です。
もちろん、給料は高いにこしたことはないでしょう。しかし、その原資には限度があります。
そして、今まで当たり前のようにやってきた社員旅行や職場の懇親会だけでは、既に時代遅れの波に飲み込まれつつあります。
いまいちど、従業員の立場になって考えてみましょう。やりがいはあるのか、スキルが成長できている実感はあるのか、職場での人間関係は良好か、ポストに納得できているか-。
様々な要因を綿密に調査分析しながら、総合的な施策に仕上げていきます。
仕事への満足度は、最重要課題といっていいでしょう。それぞれの従業員が、自分の仕事をどのように捉えているのか?そしてどんな展望を持っているのか?まずはこのベースを把握することが必要です。
どんなに仕事への熱意が高くても、職場の人間関係がうまくいかず長続きしないというケースが多発しています。「それはその部署と上長の責任」と思っていませんか?
部下は上司に対して愚痴をこぼすもの。発散する機会を与えれば・・・という考えがもしあれば、今すぐ捨てましょう。これらの問題を積極的に解決する方策があります。
ポストや待遇は、高いに越したことはありませんが、それには限度があります。問題となるのは、適正なポストや待遇が得られていると、それぞれが満足していないケースです。